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特集

特集・オーラルケア——市場拡大と啓発促進

2014年5月19日

調査に見る市場の推移 動き活発、拡大へ
 
 オーラルケア市場の動きが例年にも増して活発だ。歯磨き、歯ブラシ、洗口液など、主要なカテゴリーは軒並み前年を上回る推移を見せる。主要メーカーへの取材から、動向を追った。
 歯磨き
 各種データを総合的に見ると、2013年の市場規模は約800億円、その伸び率は前年比104〜107%で推移した。
 この伸びを支えたのが、いわゆる高価格帯と呼ばれる500〜999円の製品群だ。同年の伸び率は110〜115%と、いずれの調査でも2桁の上乗せ。これに続くのが200〜499円の中価格帯で、最大のボリュームゾーンながら104〜106%の増加を示している。199円以下の汎用価格帯と、1000円を超える超高価格帯は前年割れとなった。
 歯磨きカテゴリーは個数の推移はほぼ変わらないため、純粋に単価が上がっていることを表している。その分だけ構成比も高まり、いまや500円以上の製品が全体に占める割合は4割を超えたという。
 高齢化が進む中で、年代が上がると購入する歯磨きの単価も上がるという分析がある。悩みの変化に伴いオーラルケアに対する意識が高まり、出費を惜しまなくなるためと言われている。こうした動向に各社が対応したことで、右肩上がりの伸びが続いている。
 近年、こうした傾向が続いているが、一方では今後の市場動向について、総人口の減少に伴い緩やかに縮小していくという予測もある。より付加価値の高い製品やサービスが求められそうだ。
 歯ブラシ
 市場規模は約430億円と推計されており、伸び率は100〜103%。前年を上回る推移を見せた。個数、金額、平均単価共にほぼ前年並みとなり、価格構成比にも大きな変化はない。新製品や付加価値商品の受け入れ性が高かったメーカーでは数字を伸ばしたが、それがなかったメーカーは減少傾向にある。
 価格帯別では、依然として99円以下の汎用品が全体の2割、150〜199円が3割程度を占める。ただし、200円以上が4割を超えるようになり、更なる付加価値化に期待が寄せられる。
 洗口液・液体歯磨き
 市場規模は約260億円と、前年比104〜107%で推移した。使用率の拡大という課題が残りつつも、ヘビーユーザーの増加、使用量の増加などで実績を伸ばした。商品別でも、大容量タイプの伸びが高い。
 反面、単価の伸びは頭打ちの状態にある。オーラルケア意識の高まりを背景に、ポテンシャルの高いカテゴリーだけに、次のブレイクスルーにも注目が集まる。
 デンタル用品
 歯間ブラシ、デンタルフロスなどは、市場規模は130億円程度ながら、前年比106〜110%と実績を伸ばした。各社から有望な製品が登場して店頭を賑わせる一方、廉価品の比率も高まりつつある。

 
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