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特集

特集・スキンケア——輝く夏肌へ 美白 保湿 多機能 etc

2014年5月19日

中価格帯が復調 機能性訴求した多機能商材人気
 
 リーマン・ショック以降、中価格帯から低価格帯への移行が進んだスキンケア市場だが、中価格帯の有力ブランドが復調し、百貨店の集客が回復してカウンセリングブランドも順調に売り上げを伸ばしている。市場動向と各社の施策を追った。
 個数、金額共に増加
 2013年のスキンケア市場は、経済産業省の出荷統計によると、皮膚用化粧品合計個数が9億2020万4000個(前年同期比100・3%)、合計金額が6518億2400万円(同102・1%)と個数、金額共に伸長した。
 価格帯別では、2000円未満の低価格帯が依然として需要が高い。割安感があって時短ニーズに対応するオールインワンアイテムは特に人気で、新製品が積極的に投入されている。調査会社の富士経済によると、14年のオールインワン市場は前年比111・1%の620億円に拡大する見込みだ。
 中価格帯(2000円以上5000円未満)や高価格帯(5000円以上)では、美白やエイジングケアなどの機能を訴求する高付加価値のオールインワンの動きが活発だ。「ラサーナ海藻オールインワンゲル」(ヤマサキ)は、レギュラーサイズが4000円超、大容量が8000円超で、年間に2・5億円を売り上げている。
 昨年下期からは、オールインワンに限らず、資生堂の「エリクシール」やロート製薬の「オバジ」など、中価格帯の有力ブランドの好調が目を引くようになっている。また、百貨店の集客が回復したことで、高価格帯のカウンセリングブランドも好調に動いている。
 高付加価値の美容液が伸長
 中、高価格帯の付加価値品では、エイジングケアやブースター効果のある美容液が注目を集めている。富士経済は、14年の美容液市場について、エイジングケアが753億円(前年比101・5%)、ブースターが225億円(同108・7%)に成長し、美容液全体では1997億円(同101・1%)と予測している。団塊ジュニア世代が40代に入ったことや若年ユーザーの増加がエイジングケア市場の拡大につながっている。ブースター美容液は、オールインワンユーザーへもプラスワンアイテムとして単品訴求しやすく、新製品の投入が相次いでいる。
 また、美白製品の回収の影響が懸念されていたが、美白へのニーズは根強く、「雪肌精」(コーセー)や「メラノCC」(ロート製薬)、「SK—Ⅱ」(マックスファクター)など、有力ブランドが売り上げを伸ばしている。
 増税の影響は限定的
 消費増税前の特需はスキンケアにも及び、3月の出荷量は例年の1・5倍だったというメーカーがめずらしくない。店頭在庫の補充のため4月第1週あたりまで出荷増が続いたケースも多いようだ。
 「増税前は棚替ができなかった。例年は年度末にある返品がこれから来る」(卸店幹部)と反動が懸念されるものの、日焼け止めや美白製品など季節性の高い製品は需要期があまりずれ込まないことや、小売店からの「特需の反動をカバーする企画を」という要望を受けて、4月は増量品やセット企画が例年より多かったこともあり、増税による特需の反動は限定的にとどまる見込みで、夏に向けてスキンケア市場は順調に推移していきそうだ。

 
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