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特集

特集・除菌・抗菌・消毒——除菌剤更なる成長へ向け使用啓発どう進める

2014年4月28日

梅雨期に向け需要を発掘

 

 ゆるやかな拡大見せるキッチン用市場
 除菌剤市場は、キッチン用、手指用、ウイルス用、ウエットティシュなどに分類される。
 約30億円規模のキッチン用市場は、新型インフルエンザ騒動のあった2009年に数字を伸ばし、翌年縮小はしたものの以降5〜10%の成長率で推移している。フマキラー「アルコール除菌スプレー」をトップシェアに、ライオンや花王、ジョンソンなどが商品を展開しているが、今春はジョンソンが「カビキラーアルコール除菌」の「キッチン用」に続き「食卓用」を投入。ティシュペーパーやキッチンペーパーなどをポンプ上部に押し当てて、さっと拭くだけという簡便性を特徴に、食卓用市場の掘り起こしと併せて、キッチン用ひいては、除菌剤市場全体の活性化を図る考えだ。
 健栄製薬「手ピカジェル」シリーズが高いシェアを持つ手指用は、同じく新型インフルエンザ騒動の09年に前年比400%超の成長率を見せた。翌年縮小し、以降26億円前後で横ばいの状況だが、08年の規模よりは成長を遂げた。各メーカーによる使用の啓発強化が一段落した感のある現在、活性化に向け更なるアプローチが必要とされている。


 二酸化塩素の空間除菌剤に措置命令
 ウイルス用では、この春、二酸化塩素を用いた空間除菌剤が関心を集めた。消費者庁が3月27日、二酸化塩素を利用した「空間除菌グッズ」を扱う17社に対し、措置命令を行った。該当企業の25商品(首などからぶら下げて使う携帯型15商品、置き型10商品)が自社のウェブサイトや商品パッケージなどで表示する機能性に対し、それを裏付ける根拠が示されない「優良誤認」に該当するとして「商品から放出される二酸化塩素が、生活空間でウイルス除去、除菌、消臭するかのように示す表示をしていた」としたもの。
 二酸化塩素の空間除菌剤は、大幸薬品「クレベリン」、大木製薬「ウイルオフ」などが市場をけん引。特に携帯型は新たな使用シーンを構築しつつあり、今後の広がりについても業界関係者から期待を寄せられていた。
 関連各社は、ホームページ上で、誤認させたことへの謝罪や、「環境によって成分の広がりが異なる」と言った文面の記載、また、今回の注意は表示についてであって、二酸化塩素の品質には問題がないことなどを説明した。各社はウイルス関連品の店頭作りが始まる9月に向け、商品自体への措置ではなかったことを踏まえた対策を現在検討中だ。

 
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