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特集

特集・ヘアカラー——〝カラトリ〟定着で市場安定

2014年4月7日

泡からジュレへ…機能のレパートリー広がる

 

 カラートリートメントの拡大やジュレタイプの登場など話題の多い昨今のヘアカラーリング市場。景気回復傾向の中でも、市販品の伸長は継続しているようだ。市場の現況と今後の見通し、各社の商品戦略を追った。


 全体では横ばい
 2013年1〜12月の市販品の市場規模は、白髪用・黒髪用トータルで761億円、前年同期比99・3%と横ばいだった。うち白髪用と黒髪用は約85対15の割合。白髪用は651億円で同100・8%と微増、黒髪用は110億円で同91・7%と縮小傾向にある。
 業態別の売上構成比ではドラッグストアが70%以上を獲得。うち、白髪用・黒髪用の構成比について、ドラッグストアでの黒髪用が20・1%と他業態よりも高い傾向にある。ホームセンター、GMS、SMでの白髪用の構成比は高く、特にホームセンターとSMでは90%以上を占めている。


 「ジュレタイプ」登場
 白髪用の剤型別構成比を見ると、部分染めに適しているクリームタイプが全体の47・5%を占め、全体染め用に適しているフォーム・泡と液状タイプが全体の29%と、部分染め用の構成比が高くなっている。黒髪用の種類別構成比は、ヘアカラーが54・9%と最大で、男性用22・9%、髪色戻し13・2%、ブリーチ6・6%と続いている。
 剤型の変化も見逃せない。4年ほど前から手で染める泡タイプが登場。今年「ジュレタイプ」を発売したダリヤは「今後を楽しみに見守りたい」と期待している。


 割り切った啓発も
 ここ3年ほど急拡大しているカラートリートメントは、まだ伸びそうだ。取り扱い各社の新製品には必ずラインアップされる傾向にあり、柱カテゴリーの予感を見せている。課題は、認知度と染毛力のアップ、リピーターの確保だろう。これからも地道に消費者コミュニケーションを続ける必要がある。
 この商材は、昨今の「時短」、「ながら美容」の流れを汲むものだが決して本格染毛ではない。染毛力については進化中と言えるので、ここしばらくは新商品に期待していくしかないだろう。ヘアカラーとの併用が効果的だが「染毛料は髪が痛み、カラートリートメントは染まりにくい」という両者の機能の弱点を認めることにつながるからか、現時点ではメーカーとしても積極的にアピールしていない。ただ、染毛力が今のままであるという前提に立つならば、「カラーリングのメンテナンス商材としてカラートリートメントを使う」という方法を割り切って啓発していけば「染まらない」と断念するユーザーは減るのではないだろうか。


 「本格層」と「導入層」
 今後は、人口に比例してヘアカラーリング市場も縮小傾向にある。ボリュームゾーンは、第一次ベビーブームの60〜64歳(ヘビーユーザー層)、第二次ベビーブームの40〜44歳(白髪予備群)。少子化に伴い黒髪用人口は減少し、白髪用人口も微減と予測されている。白髪本格期層と白髪導入期層が市場拡大にとって重要なターゲットである。(データはホーユー調べ)

 
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