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特集

特集・春の線香・ローソク——市場発展へ新価値を継続追求

2014年3月17日

新提案で掘り起こしも

 

 線香・ローソク市場が今年も活発に動き始めている。宗教離れや仏壇所有率の低下、これに伴う線香を供える習慣を持たない人の増加と、市場には様々な課題が存在しているが、これらを乗り越えて市場の再活性化に積極的に取り組もうという気運も高まっており、商品面も含めた新たな展開に期待が寄せられている。


 線香
 東日本大震災から丸3年を過ぎ、この影響という観点からは市場に落ち着きが出てきた。近年は大手メーカーを中心に、新需要の創造に向けた取り組みが奏功し、年間1〜2ポイント減少していた市場の下落傾向も緩やかになりつつある。更に今後、こうした取り組みを深掘りすることで、一段と需要を喚起すると言われている。
 しかし、新たな仕掛けが結果を出す一方で、施策によっては様々な課題が浮き彫りになったケースもある。母の日参り、新盆見舞、喪中見舞への対応など、ほとんどが新たな取り組みであるだけに、「実施する度に新たな課題が見つかり、次の機会に修正していくという繰り返し」(メーカー関係者)というパターンもしばらくは続きそうだ。まずは、春秋の彼岸、お盆といった従来の需要期に加えて、それ以外の時期にどれだけ展開を拡大できるかが鍵を握る。


 商品面では、線香の使用者の中でも比較的若い世代、あるいはこれから線香のユーザーになる層に向けたアイテムが目立つ。従来の線香のイメージや概念を覆すようなコンセプト、パッケージ、香りの商品も増えてきた。一方では参入各社が主力としている商品にも再度注力していく傾向が見られ、双方のバランスを取った形で売り場作りが進んでいる。「より品質の良いもの、本格的で良い香りのするものなど、付加価値の高い商品に対するニーズは根強い。安い物だけしか売れない時代は過ぎたことで、質的な競争によるレベルアップが期待される」(同)という声も強まってきた。
 需要喚起以外の課題としては、原材料や資材の価格高騰が挙げられる。これが各社にコストアップ要因としてのし掛かりつつあり、それぞれどう対応していくかが注目される。


 ローソク
 主原料のパラフィンワックスの数次にわたる値上げから、昨年は複数のメーカーが価格転嫁を実施した。これが一段落して推移しているが、需要そのものは横ばいが続いている。また、更に原材料が高騰する傾向にあり、今後の行方は予断を許さない。
 また線香と同様に需要拡大、安全な使用についての啓発が求められるが、再活性化へ向けては乗り越えるべき課題も少なくない。
 ユーザーの使用環境、実態の変化から引き続き「ミニ寸」、「豆寸」といった使い切り、またはそれに近いと全長の短い商品が比率を伸ばしている。加えて、缶・カップ入り、香り訴求のものなども複数のメーカーから投入されており、期待が持たれている。

 
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