TOP > 掲載企画特集2013年メーキャップ

特集

特集・メーキャップ——目元用も新たな人気アイテム

2013年7月8日

流行の変化で伸長

 

 スキンケアに比べて安価な製品への移行がより進みやすいと言われるメーキャップは、リーマン・ショックの影響が本格的に現れた2009年以降、市場が縮小傾向にある。しかし、トレンドの変化に併せて、新たな人気カテゴリーや新製品が生まれやすいのもこの市場の特性。マスカラやつけまつ毛の動きが落ち着いてきた一方、口紅やチークが好調な動きを見せている。


 縮小続くメーキャップ市場
 経済産業省の出荷統計によると、仕上げ用化粧品の個数は2009年に一度大きく落ち込んだものの、その後は回復傾向にあり、12年出荷実績は、個数が4億4162万個(08年比105%、11年比105・2%)と、ようやく09年以前の市場規模を超えた。
 一方、金額については、12年は2914億900万円(08年比81・9%、11年比99・2%)と縮小。08年と比べて個数が5ポイント伸びているにもかかわらず金額は8・1ポイントも減少しており、単価の下落が影響しているようだ。


 人気のチークや口紅
 アイテム別では、数年にわたって“目ヂカラ”重視のメーキャップが人気だった頃はマスカラやアイライナー、つけまつ毛の需要が伸びていたが、昨年あたりから目元は控えめにして頬や口元に赤みを持たせたメーキャップが人気となり、ほほ紅(チーク)や口紅、グロスが好調に動いている。特にほほ紅の伸びは著しく、12年の個数は08年比で123・6%、11年比で108・2%と成長を続けている。
 “目ヂカラ”全盛時は、顔全体が派手になりすぎないよう唇には淡い色や無色のグロスを使う人が多く「若年層は口紅を使う習慣がない」とまで言われていたが、今春は口紅の新製品が数多く発売され、好調な売れ行きを示している。実際「2013年アットコスメ上半期ベストコスメ大賞」に「コフレドールルージュエッセンス」(カネボウ化粧品)が選ばれるなど、20代、30代ユーザーが多い口コミサイトでも口紅に注目が集まっている。


 目元メーキャップに変化
 目元のメーキャップについても、全般的に落ち込んでいるわけではなく、重要視されるアイテムや好まれる色味に変化が起きている。
 これまでは、まつ毛にボリュームを出すマスカラが人気だったが、今は「繊細」や「美しい」などのキャッチフレーズを付けた、繊維でまつ毛を長くするロングタイプが売れている。また、アイライナーはブラックが主流だったが、最近は強調しすぎないブラウンも人気を集めており、ブラックを使用する人は目立ち過ぎないようラインを細く入れるようになった。
 更に“涙袋メーク”も昨今の流行で、下まぶたを白っぽく塗ってふっくらとして見せるためのペンシルライナーやアイカラーが売れている。


 トレンド変化をチャンスに
 つけまつ毛についても、全体の売れ行きが鈍る一方で、ボリュームを抑えたタイプが新たに発売されている。「従来に比べて大人っぽいデザインで、オフィスでも使いやすいボリュームにしている」(メーカー関係者)。
 このため、これまでは敬遠していたOLがつけまつ毛を付けて出勤するなど、使用シーンの拡大や新規ユーザーの獲得につながるなどプラスの側面もある。
 また、コンタクトレンズのふちにラインを入れて黒目を大きく見せる“サークルレンズコンタクト”も「ナチュラルに目を強調できる」と注目を集めている。コンタクトメーカーのシードが伊勢半とライセンス契約し「ヒロインメイク」シリーズを発表、SHO—BIは自社ブランドを立ち上げるなどの動きが起きている。
 トレンドの変化に伴う成長カテゴリーへのいち早い製品投入や新たな切り口での対応など、各社の様々な施策が目を引き、単価アップを課題としつつもバラエティー感を増した市場は活況を呈している。



 
1
 
Share (facebook)
 
 
 
記事一覧に戻る
 

サイト内検索

Loading

記事配信中

@COSME

日経テレコン21

日用品化粧品新聞 ダイジェスト版

Facebook

       
  x  
日用品化粧品新聞
 
Share (facebook)