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特集

特集・除菌・抗菌・消毒商材——差別化のポイント、どうアピール

2013年4月29日

成長する除菌アルコールスプレー

 

 梅雨の季節となる6、7月に最需要期を迎える除菌、抗菌、消毒関連品市場。新型インフルエンザ騒動のあった2009年に市場を大きく伸ばし、東日本大震災の影響で節電需要の高まった11年にも注目を集めたが、年間を通した「習慣化」の促進で市場はどこまで拡大しているのか。商品の新規投入やてこ入れが見られる除菌アルコールスプレーとウエットティシュ市場の動向を追った。


 1〜4月が2桁増
 12年の除菌アルコールスプレー市場は、あるメーカーの調査では、約29億1000万円、前年同期比101%という結果だった。13年も1月から4月第1週までの累計が同111%と2桁増で推移するなど、市場の活性化が見られる。本体と詰め替え用、どちらも10%前後のプラスを示しており、新規ユーザーとリピーターの双方を着実に獲得しているという見方もできる。
 成長の背景には「生活者の清潔意識は年々高まっている」(メーカー関係者)ことはもとより、今年は「PM2・5や鳥インフルエンザなど、いわば得体の知れないウイルスや菌が話題になっていることから『取りあえず除菌を』という意識が行動に表れているのでは」(同)との声もあり、今後この数字をどこまで維持し、追い風にできるかが一つの課題でもある。


 品質や用途をはっきり伝えて差別化を
 キッチン周辺用の有力アイテムは、トップシェアメーカーのフマキラー、ライオン、ジョンソンなどの商品があるが、今春は花王が「クイックル食卓にも使えるリビングクリーナー」を「食卓クイックルスプレー」としてリニューアルした。また「激落ちくん」ブランドで様々な住居用洗浄、清掃用品を展開するレックが「除菌の激落ちくん」を発売した他、ジョンソンも「スクラビングバブル」ブランドでキッチン用クリーナーの「プッシュ&クリーン」を発売するなど、店頭に新たな風を送り込んでいる。ただ「除菌市場が活性化するのは良いことだが、各商品で品質や機能が違うので、使用シーンや安全性、用途などをはっきり伝えないと消費者に混乱を与えかねない」(同)と、成分や品質の長所を、各メーカーがどう発信していくかが、市場発展の鍵になりそうだ。


 楽しさという新たな価値を提供
 ウエットティシュに関するあるメーカーの調査では、需要の高まる4〜10月の各カテゴリーの動向を見ると、12年はそれぞれ前年同期比で「除菌アルコール」が106・0%、「除菌ノンアルコール」が同103・9%、「ピュアウエット」が99・9%と除菌タイプの伸長が著しい。
 除菌ウエットは、ユニ・チャームや大王製紙、日本製紙クレシア、王子ネピアなどが参入するが、中でも昨年発売された王子ネピアの「ウエットントン」は、蓋の部分に機能性を持たせた他、パッケージにブタの顔を取り入れ、カラーリングも華やかにするなどインテリアとしてのデザイン性を追求。除菌アルコール、除菌ノンアルコールにそれぞれ香り付き、無香料をそろえ、消費者に使う楽しさ、選ぶ楽しさという新たな価値を提供している。



 
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