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特集

特集・花粉症対策——「飛散量多い」の予測に期待の声

2013年2月18日

高機能マスク 再強化

 

 花粉症シーズンが本格化しそうな気配を迎えている。環境省では、今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に昨年より多く、特に関東や北陸などの地域では数倍にも上ると予測している。こういった予測を元に、マスクやクリームなど各種対策品が昨シーズンより早い段階で店頭に並び始めた。しかし、飲み薬を始め商品ラインアップが充実したせいか、カテゴリーによって前年を上回るもの、下回るものの差が現れているようだ。


 単価下落の回復が課題のマスク
 対策品の筆頭でもあるマスク。花粉症の需要だけでなく、インフルエンザや寒さ、乾燥対策としての需要も年々高まっており、市場は新型インフルエンザ騒動があった09年まで順調に成長。09年は前年の約300億円増の648億円にまで拡大した。10年はその反動を受け257億円にまで縮小したが、その後、298億、307億円と正常化傾向にある。
 ただ、09年に低価格、大容量マスクが流通に多数出回ったこと、マスク使用の長期化などから、使用率や使用枚数が増加する一方、単価の下落が著しい。1枚当たりの平均単価を見ると、08年は35・6円だったものが、11年には20・9円にまで落ちており、その単価をどう回復するかが一つの課題でもある。花粉の飛散が多いとされる今シーズン「改めて特長ある商品をアピールすることで価格を立て直したい」というメーカーの声も聞かれている。


 女性向けポイントにデザイン、香り
 数年前のマスクの訴求と言えば、プリーツ型や立体型といった形状や、眼鏡のくもり防止やウイルスカット率などといった機能性が主だったが、最近では、女性層に向けたカラフルなものや肌触りの良さ、香りといったデザイン性、使い心地といった部分を、新たなポイントとして訴求されるケースが多い。
 女性層は、たんに未使用者が多かったことはもちろんだが、せきやくしゃみなどに対するエチケット意識が特に有職者の間で高いこと、近年の女性の花粉症発症率が男性に比べ高いことなどを理由に、メーカーも販売を強化してきた。あるメーカーの女性向けのカラフルなマスクシリーズは、前年比170%の伸びを見せている。
 メーカー関係者は「高機能、女性向け、また女性の使用を意識した高機能マスクの販売強化が鍵」と今後の方向性を見出している。


 花粉除去・防止商品は大きく成長
 マスクを除くクリームなどの花粉除去・防止商品、アレルゲン除去剤、鼻洗浄液・スプレー、鼻腔清涼剤といったその他カテゴリーは、今年1月末までトータル109%で推移。市場全体の底上げはされているが、鼻洗浄液・スプレーは97%、鼻腔清涼剤は82%と前年割れ、アレルゲン除去剤が110%、花粉除去・防止商品が133%と2桁増で伸長、明暗が分かれている。
 これらの商材は、飛散量に比例して規模が大きく変わる。飛散の多かった11年はシーズン計約45億円、少なかった12年は約19億円だった。今年は飛散量も多いという予測に加え、顔へのスプレーなどの新規商材も増えていることから「40〜50億円はいくのではないか」と見る関係者は多い。

 
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