TOP > 掲載企画特集2013年衣類ケア

特集

特集・衣類ケア——拡大傾向・柔軟仕上げ、香り付け、漂白剤

2013年2月11日

複数の香り楽しむ需要増

 

 どこまで続く香りブーム—。日用品市場の中で一段とその傾向を強める衣類ケア関連分野。その発端となった柔軟仕上げ剤に加えて、昨年来話題を集める香り付け専用剤も新たな市場を創造しつつある。


 ◇柔軟仕上げ剤
 12年の柔軟仕上げ剤市場は、前年比で4〜5ポイント伸長して700億円を超すと見られる。この伸びを支えるのが、いわゆる高い残香性を訴求するタイプで、「ダウニー」など海外製品への支持の高まりから始まった市場の成長は、既に10年近く続いている。参入メーカーの多くがこの分野への製品投入を積極的に進めており、店頭に並ぶアイテムも増える一方だ。香りの種類も消費者のニーズも多様化し、より情緒的な提案を行う傾向が強まっている。
 消費者の間では、香りの良さに加えて持続性を重視する傾向が強まっていると各社は分析する。ライオンの調査では、約半数の女性が衣類の香りを楽しむだけでなく「自分の衣類の香りを近くにいる人にも感じて欲しい」と考えているという。更に、自分から良い香りをさせるために使用しているものとして、ヘアケア剤や香水を抑えて柔軟仕上げ剤を挙げる人か多くなっている。この流れが市場の伸びを後押しする。
 使用量そのものは安定した推移を見せているが、一つの家庭で複数のアイテムを所有して用いたり、洗剤やその他の周辺品と香りを統一したり、また香りの組み合わせを楽しんだりと、使用環境や意識の変化も需要増の一因となっているようだ。
 本来の機能である衣類の仕上がりに着目した提案なども進む。衣類の柔らかさ、肌触りの良さを重視したアイテムや、売り方も含めた環境対応を提唱するアイテムなど、その意味でも多様化が消費者の変化にフィットして一段と活性化に結び付くものと期待が高まる。


 ◇香り付け専用剤
 香り付け専用剤は、爆発的な伸びは落ち着きつつあり、安定成長が続いている。市場規模は柔軟仕上げ剤の数%にとどまるが、既存市場に上乗せになる分野として期待は大きい。P&Gの「レノアハピネスアロマジュエル」の他、スプレータイプで展開する花王「フレアフレグランス衣類のリフレッシュミスト」、ライオン「香りとデオドラントのソフランアロマリッチ香りのミスト」、更に海外からの輸入品も絡んで、活性化が進みそうだ。


 ◇衣料用漂白剤
 漂白剤市場も伸びが続いている。12年は前年比105%と拡大傾向が見られ、除菌や除臭を訴求したタイプが市場をリードする。使用頻度の高まりも顕著で、約4人に1人が洗濯するたびに漂白剤を使用するという。更には、しみや黒ずみをしっかり落とす洗浄・漂白効果に加え、漂白剤を使うことで「すっきり爽快に仕上がる」、「シャキッとして着心地まで良くなる」など、仕上がりに対しても期待感が強い(ライオン調べ)。より高い除菌、抗菌の効果に対するニーズの高まりと、それに対応したアイテムの登場で、今後の再活性化に注目が集まる。

 
1
 
Share (facebook)
 
 
 
記事一覧に戻る
 

サイト内検索

Loading

記事配信中

@COSME

日経テレコン21

日用品化粧品新聞 ダイジェスト版

Facebook

       
  x  
日用品化粧品新聞
 
Share (facebook)