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特集

特集・ウエットシェービング(秋)——高単価品が好調に推移

2012年9月17日

各社積極的なプロモで攻勢に

 

 近年、大型新商品が市場に投入された影響で堅調な推移を見せるウエットシェービング市場。12年は、新商品発売に伴う男性用ホルダー・替え刃の伸長が見られ、プラス成長が予測される。各社では更なるシェア拡大を目指し、特徴的なキャラクターを起用したキャンペーンを行い市場の活性化を図っている。【安藤大輔】


 12年の市場はプラスの見込み
 08年約600億円、09年約585億円、10年約570億円と減少傾向にあったウエットシェービングの市場規模。11年は、男性用ホルダーに「シックハイドロ」(シック・ジャパン)、「ジレットフュージョンプログライド」(P&Gジレット)といった大型新商品が投入された影響が大きく、約570億円と横ばいに推移し、下げ止まり感が見られた。12年は約580億円と、ややプラス成長が見込めそうだ。
 その要因としては、市場で約40%の構成比を持つ男性用ホルダー・替え刃が好調なことが大きい。新商品のホルダーを購入した消費者が順調に替え刃を購入している動きが見られる他、1〜3枚刃から5枚刃へのスイッチも着実に進んでおり、単価アップにもつながっている。
 また、振動機能を持つというパワータイプの存在も見逃せない。現在は「振動機能を持たないマニュアルタイプが8、パワータイプが2」(メーカー担当者)という構成比であるが、着実にパワータイプのシェアが高まってきている。関係者からは「人口減と単価安という課題がある中、ここを広げていくことで売り上げを高めていきたい」という声も挙がっている。
 ある調査では、ドライユーザーは振動機能を持つカミソリを好む傾向にあるという結果が出ている。ドライからウエットにスイッチしてもらうことがカテゴリーアップに重要な施策であるため「パワータイプは一度使うと使い続けてもらえる傾向にあり、長期的に見ればドライユーザーからのスイッチができているのではないか」(メーカー担当者)と期待は大きい。


 ディスポーザブルも単価アップ
 男性用ディスポーザブル(使い捨てタイプ)は数量が減少傾向にあるが、高機能化が進み単価がアップしているという状況が引き続き見られる。
 女性用カテゴリーでは、東日本大震災の影響から買い控えが起き、落ち込みを見せていた女性用ホルダーが回復。ディスポーザブルタイプからの移行が多く「もともと震災の時期以外は伸びを見せている」(メーカー担当者)ことから、今後も市場を押し上げる存在として期待は大きい。


 アイテム増えるシェービング剤
 シェービング剤は近年、フォームタイプ、ジェルタイプ、ジェルフォームタイプなど、様々な剤型の新商品が市場に続々登場。使用率がまだ50%に満たないというカテゴリーではあるが「使っている人は着実に増えているのでは」(メーカー担当者)と、注目度は高まってきている。今後も市場拡大に向け、各社ではホルダーとのセット販売や店頭陳列での工夫などを積極的に展開していく模様だ。


 キャラクター用いプロモーション
 最初に手に取ったものを使い続けるケースが多いシェーバー。そのため、いかにして最初にドライではなくウエットシェーバーを使ってもらうかということは非常に重要な問題だ。現在、各社では様々な人気キャラクターなどを用いた積極的なプロモーションを展開し、新たなユーザーの取り込みを図っている。
 シック・ジャパンは、若年層を中心に人気を集めるアニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボレーションを実施。限定品の展開やウェブとの連動を図り認知度アップを狙っている。
 P&Gジレットは、ブランドキャラクターにサッカー選手の香川真司を起用し、テレビCMを展開。「剃るから、すべらせるへ。」という製品キャッチコピーの浸透を図る。
 貝印は、「タイムボカンシリーズヤッターマン」や「科学忍者隊ガッチャマン」といった竜の子プロダクション制作のアニメ作品をパッケージに採用。お得感あるセット品でシェア拡大を目指す。
 フェザー安全剃刀は、男性用システムカミソリ「エフシステムサムライエッジ」のプロモーションに、アイドルグループNMB48を起用。商品購入者への限定アイテムのプレゼントやオリジナルステッカーを付属した限定品を展開し新商品をアピールする。
 各社とも、店頭で手に取ってもらい、使い心地を試してもらうことで市場拡大を図る構えで、これら積極的なプロモーション活動が実を結び、市場活性化につながっていくか注目したい。

 

 
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