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特集

特集・防虫剤——どこまで広がる香り市場

2012年9月10日

バランス考え市場活性化

 

 衣替えのシーズンを目前に控え、防虫剤市場が活気を帯びてきた。主要各社がそれぞれ施策を展開し、店頭での盛り上がりが期待されている。


 防虫剤市場は数年前まで、横ばいから微減で推移を続けていたが、いわゆる「香り付き」のタイプが登場したことで、再び上昇気運にある。市場規模は250億円前後と推測され、今年も数ポイントの上積みが見込まれる。


 また、従来の主要製品は1年用が中心だったのに対して、香り付き商品は半年用がほとんどであることから「購買頻度の短縮化にも寄与」(大手メーカー)するものと言われている。日用雑貨全体に広がりを見せる香りブームも、この種のアイテムを後押ししている形だ。
 エステーの調べでは、香り付き商品の市場規模が、10年の約7億円から、11年には12億円近くまで拡大し、更に今年も成長を続けている。他のメーカーも、30〜40億円まではすぐ到達すると見ている。


 また、防虫剤の用途別では、依然として引き出し用が約半数を占める一方、クローゼット用の浸透も徐々に進んでいる。また薬剤別では、パラジクロルベンゼン系が縮小し、香り付き商品の台頭でピレスロイド系が拡大している。


 それでも、小売店頭では、依然として従来の無臭タイプ、1年用を中心とした売り場作りが主流だ。市場のボリュームゾーンであることから、このカテゴリーをしっかり抑えて、安定した売り上げを確保しようという考えによるもの。香り付きタイプはあくまでサブ的な位置付けで、若年層や未使用者層を取り込むなど、防虫剤そのものに関心を持ってもらう役割を果たしている。従来品と新規商品のバランスの良い配置が「結果的に売り場効率を高め、市場活性につながる」(大手メーカー)という。各社では、そうした認識のもと、香り付きで新アイテムを追加するなど幅を広げる反面、消費者向けキャンペーンの実施やテレビその他を活用した宣伝など、積極的な販促策を進めている。

 

 
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