TOP > 掲載企画インタビューコットン・ラボ 福田恵蔵社長 岡山順吉専務

キャリアインタビュー

大三と丸三産業の販売部門が統合し化粧綿のシェア首位に。

コットン・ラボ 福田恵蔵社長 岡山順吉専務

 化粧綿を扱う白元グループの大三と丸三産業の一般消費財部門が統合され、昨年7月に誕生した販売会社、コットン・ラボ。それまで競合だった2社が一緒になったことで、市場でのシェアは4割を超えるトップ規模となった。化粧綿市場が成熟傾向にある中、トップメーカーとしてどう販売力を向上させていくか。設立1年が経過しようとする社の現状と今後の戦略などについて福田恵蔵社長(白元常務)、岡山順吉専務に聞いた。


 —まずはコットン・ラボ設立の背景や狙いをお聞かせ下さい。

 福田「大三と丸三産業は化粧綿という同じカテゴリーの商品を扱っており、お互いの事業が補完関係にあることを生かして『販売チャネルの相互活用』、『海外向け販売拡大』、『品質の向上』などのメリットが図れるのではないかと考えた。コットンをメーンにした商品の製造から販売までを一貫して行う両社が一緒になり、より存在意義を発揮できるという判断に至った」

 

 —両者間での企業文化や風土の違いのようなものはありましたか。また、現在の社内の状況はいかがでしょうか。

 福田「両社共に同じ商品を扱っていたことや、本社(工場)が四国という点で共通する部分も多く、比較的スムーズに統合できたと思う。年齢層では大三はベテラン社員が多く、丸三産業は若い社員が多かったが、そのあたりの世代間の融合もうまく進んでいるものと思う」


 —生産や物流面でのメリットは何かありますか。 

 福田「両社の工場間でお互い得意な商品を分けて生産している。例えば、競合していたお茶パック関連の生産は、丸三産業に集中させた。また物流面の効率化を図るため、神奈川の厚木と、香川の高松に物流倉庫を立ち上げた」


 —店頭での商品の現状はどのようなものでしょうか。

 福田「現在は両社のブランドが入り乱れているが、この下期から来期春にかけ、ブランドの統廃合を進め、帳合問題も含め解決していきたい」

 岡山「まずは、8月に中間価格帯の化粧綿3アイテムを新製品として発売し、中価格帯の販売を強化すると共に、コットン・ラボとして、化粧綿のカテゴリーリーダーを目指したい」


 —丸三産業、大三はここ数年、付加価値型の商品の開発に力を入れてきました。新会社でもそのアプローチは続けられるのでしょうか。

 岡山「定番で棚割り提案できる商品の開発を目指し『オーガニックコットンパフ』や『はがせるコットン』、『ローションパック綿』、『精製水でうるおいピュア』などを発売してきた。現在は当社の主力商品として、売り上げやその後の商品開発にも貢献している。今後も差別化された商品の開発は続けていきたい」


 —化粧パフ市場の現状と今後の戦略などは。

 福田「コットン・ラボの国内の化粧綿シェアは約4割あるが、国内市場は成熟してきており、海外での展開を視野に入れなければならないだろう。今後は東アジアの中国、韓国、台湾、香港などを中心に販売強化を進めていく」


 —新会社としての今後の施策などを聞かせてください。

 福田「付加価値商品、ブランドを育てていきたい。特に現在市場での評価の高いオーガニックコットンに関する商品開発には力を入れていきたいと考えている。社のスローガンとしても掲げる“もっとコットンにできること”を具体的に商品開発に生かし、棚割提案できる商品で確実な利益確保を目指す」

 岡山「現在、消費者目線での商品開発と、主要商品の主要企業への導入率を高める活動を行っている。しかし、まだその導入率は低く、販売活動の強化を更に進めたい」

 

 

(2012年6月25日号)

 
 
 
記事一覧に戻る
 

サイト内検索

Loading

広告スペース

記事配信中

@COSME

日経テレコン21

日用品化粧品新聞 ダイジェスト版

Facebook

       
  x  
日用品化粧品新聞