TOP > 掲載企画インタビュー8月クヴォン・デ・ミニムジャポン 鷹野志穂社長

インタビュー

修道院で生まれた「まごころ」の化粧品

クヴォン・デ・ミニムジャポン 鷹野志穂社長

 豊かな自然に恵まれた南フランスは、オーガニックなイメージで女性に人気が高い。ロクシタンジャポングループは、南フランス・プロヴァンスのライフスタイルを提案する「ロクシタン」、手つかずの自然が多く残るアルデーシュで育まれた「メルヴィータ」に続き、10月より、南フランスの修道院のまごころと思いやりの伝統に感銘を受けて生まれた「クヴォン・デ・ミニム」を発売する。ロクシタンジャポン、メルヴィータジャポン、クヴォン・デ・ミニムジャポンの3社の社長を務める鷹野志穂氏に、注目の新ブランドについて話を聞いた。

 
 —自然派化粧品の人気は、年々高まっています。

 「自然派化粧品ブランドへの出店の要望は、ここ数年でとても増えていますね。現在の店舗数は『ロクシタン』が91店で、『メルヴィータ』は日本上陸からわずか1年半で11店になりました」
 

 —今秋更に、新ブランドが登場しますね。

 「『クヴォン・デ・ミニム』は、日本が世界11カ国目の導入です。04年にフランスで発売された時からとても素朴で可愛いブランドだと思っていました。最近は“可愛い”の意味合いが昔とは違い、“身近なのだけど、ちょっと憧れのある感じ”になっているのではないでしょうか。新ブランドは今の可愛いにぴったりの雰囲気なので、自然派化粧品の人気も高まったいいタイミングで発売できると感じています」
 

 —修道院の伝統を引き継いだ化粧品とのことですが。

 「約400年前に南フランスのマーヌに建てられたミニム修道院では、修行僧が段々畑を耕して何百種類もの植物を植え、ボタニカル(植物学)を研究してきました。新ブランドは、このボタニカルに基づいた自然派化粧品で、修道院の暮らしを支えた栄養価の高い植物や果実を原料にしています」

 「また、それぞれの製品名も修道院の生活にちなんだものにしています。ハンドケアの『庭師のバーム』は、修道院の庭を手入れする“働く手”のために、フットケアの『ハイカーのバーム』は修道院を訪れる旅人や巡礼者のためにというコンセプトで作っています」
 

 —「ロクシタン」や「メルヴィータ」が自社店舗で対面販売しているのに対し、「クヴォン・デ・ミニム」はカウンセリングを行わないそうですね。

 「まずは大阪の百貨店への出店を予定していますが、第1号店も以降の店舗も対面販売は行いません。ドラッグストアなど、ディスカウントのある流通には出店しませんが、販売形態はセルフというスタンスです。カウンセリングがない代わりにデジタルサイネージ(電子看板)の活用を考えています」

 —「ロクシタン」や「メルヴィータ」もデジタルサイネージやiPad、iPhoneアプリを活用するなど、製品はナチュラルにこだわりながら最先端の電子機器を活用していますね。

 「電子機器の活用は、ロクシタングループの世界戦略の一つです。『クヴォン・デ・ミニム』で使う『マジックブック』(手をかざすと画面に表示された本のページをめくる動作などができるデジタルサイネージ)は、日本の小売店の常設としては初めての導入です。『クヴォン・デ・ミニム』ブランドとしても、他国に先駆けて最初の導入となります」
 

 —人気の2ブランドに続き、新ブランドも今後が楽しみです。

 「私にとっては『ロクシタン』が長女、『メルヴィータ』が次女、そして『クヴォン・デ・ミニム』は可愛い三女です。修道院にならって、シンプル、まごころの伝統、思いやり—の3つを信条に育てていきます。大切な人に日常の“ちょっとしたギフト”として贈れるようオリジナルのギフトカードを約100種類用意しました。“まごころを届けるブランド”を目指します」
 

 

(2012年8月5日号)

 

 
 
     
 
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